ことばを注意深く選んで使えさえしたら、人を幸せにすることができる。

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「ことばを注意深く選んで使えさえしたら、
人を幸せにすることができるのです。」


ベトナムの僧侶、ティクナット・ハン師の言葉です。


現在私たちはたくさんの便利な道具に囲まれています。
インターネットの発達で、すぐに情報を入手できますし、
人とつながる手段も相当なスピードで発達してきました。

このようにコミュニケーションにおいてハード面では発達しても、
ソフトの面たとえば、
「本当にこの人にとって今必要なのはどんな言葉なのだろう」、
「この人が成長するためには、なんと言ったらよいのか」ということは、
いまだに未発達の部分があるのではないでしょうか。


コミュニケーションにおいて、
「褒めることが大切」とおっしゃる方も多くいます。

確かに褒められると、一時的には嬉しく思えます。

心から褒めることは素晴らしいと思います。

しかし、コミュニケーションのテクニックとして褒められたところで、
マウントをとって都合よく利用しようとしているようなものです。

褒めることと貶すことは、裏と表なだけであり、実は同じこと。

一度以前研修を受けた際、
会ったこともなく、今zoomで初めて見た人を
褒めろというワークをやらされたことがあります。
なんともいたたまれないものでした。


私たちはまだ言葉の使い方にこれほど無頓着です。

心からの感謝の言葉、
日々の些細な行動への感謝の言葉、
これは素直に嬉しく感じますし、何より事実です。

しゃべることがない時は無理にしゃべらずとも、
ささやかな微笑みだけでももらえれば
嬉しくなるときもあります。

わたしたちは繋がっています。

目の前の人を大切にすることこそ、
本当の意味で自分を愛することになります。

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